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現役イベンター”MERU”が教える! イベント業界あれこれ サンロクゴ(365)VOL.9

こんにちは!現役イベンターのMERUです。

梅雨に入りジメジメした日々が続いていますね。こんな時期の屋外イベントはヒヤヒヤします。機材関係も雨前提で屋外用発注をしなければならないのでコストもかかるのです。

屋内イベントでも雨ですと傘のレギュレーションや思わぬスリップ事故など対応が増えて大変です。

私は中東で暮らしていた経験がありますが、あちらは年に2〜3日しか雨が降りません。そのためイベントを行うには最適な気候!気候によるスケジュール調整をしなくて済むのは非常に助かります。

今回は大手代理店とのお付き合いの仕方を書いていこうと思います。ビッグネームの会社が何か大きなイベントを行いたい時、それはCM制作などと同じく、大手の広告代理店に依頼をします。

皆さんご存知の “D社” や “H社” ですね。

今回は私が所属するような小さな代理店が、大手代理店と付き合っていく方法を、経験談と共にお話していきたいと思います。

”D社” や “H社” ってイベント制作もやるの?

大手代理店といえば、大規模な広告制作やCM制作を行っているイメージがありますよね。

実は私もこの業界に入るまではイベント制作まで行っているとは思っていませんでした。しかし実際はイベントの規模が大きくなるにつれ、大抵は”D社”か”H社”が絡んでいることが多くあります。

小さな規模で回しているイベント会社だけですと大規模イベントに対応できないのが現状で、協力会社にも限りがあるのです。

やはり大手代理店は抱えている人数が違いますから国内、海外共に対応できるポテンシャルがあります。

昨今では ”D社” や ”H社” もイベント制作に力を入れ始め、イベントに特化した系列会社を創設しています。

 

大手代理店イベント制作の秘密

”D社” や ”H社” があるならば、小さなイベント会社は潰れてしまうのでは?  と思われがちですが、実は全く違います。

なぜなら、”D社” や ”H社” は大手会社のクライアントと繋がっているが、実際にイベントを作り上げていくノウハウを持っている人がほとんどいないのです!!

具体的なノウハウを上げていきましょう。

例えば、

イベントの規模にマッチした機材の仕入れ、そして仕込み図を作れと言われても、各テクニカル会社へ指示を出せない。。。。なぜなら機材知識や図面の書き方を知らないから。。。。

例えば、

特定のキャスティング依頼があったとしても、どこに連絡したら良いのかわからない。。。。

例えば、

サンプリングイベントを行うための内職依頼をしたい。しかし見積もりをどこに依頼したら良いのか分からない。。。。

などなど。

一見、WEBで調べればすぐ出てきそうな内容もありますが、彼らはそれをやらない。。。。

なぜなら、付き合いのある小代理店会社に依頼する方が早いから。

自分たちで手配するより費用が上がったとしても、私たち小代理店に依頼する方が、窓口が一つで楽なのです。

これが、小規模代理店が生きていけるミラクルなのです。笑

これからの代理店のあり方

最近では、小規模イベント会社でもクライアントと直取引をしている会社が増えています。

理由は簡単です。

”D社” や ”H社” を挟むと自分たちの利益が非常に少なくなるからです。

例えば、クライアントから1000万でイベントをやってくれと”D社”に依頼があったとします。

極端に言うと、”D社”はこの件を引き受けてくれそうな小代理店に「500万でやってくれ!」と依頼します。

このような案件を受けると、D社はクライアントの意向を小代理店に伝える役のみ。

しかし小代理店は各協力会社への手配、発注、資料制作、納品と仕事量が”D社”の何倍にもなるのです。

でも取り分は「半分」。

さらに協力会社への支払いも考えると利益率は非常に悪いのです。

また、依頼されていたデザイン案が上がってきたとしても、直接クライアントへのチェックはタブー!

必ず”D社”を通す。

しかし、こういった大きな代理店は同じような案件を何件も抱えていることが多く、一つ一つのレスポンスが非常に遅いのです。

結果、、、なかなか承諾を得られない小代理店やその先の印刷屋さんなどの業者は納期に追われ眠れない日々が。。。。。

このような悪循環が生まれてしまうのです。

そのため、小規模代理店はコンペなどに積極的に参加し直取引に持っていく傾向が強くなってきているのです。

また、大規模代理店でも、イベントに特化した系列会社を創設し、そこに色々な会社を率いて動ける人材を配置し、自社内で完結させるよう工夫をしています。

このように、最近の代理店も時代とともに在り方を変えているのが現実です。

 

大手代理店と付き合って思うこと

正直に言いましょう。。。。

 

「それ、自分でできるんじゃない?」
「それ、先週メールで送った資料ですよ?」
「それ、何度も確認したじゃないですか。今更無理ですよ?」

 

といった内容がほとんどです。

常に共有しているエクセルシートで検索したら一発でわかるような事をわざわざメールで依頼してくる大手代理店担当者もいます。

散々リスクを促しましたが聞く耳を持たず、、、、

事件が起きてから焦る担当者もいます。

 

しかし、大手代理店との付き合いとはそういうものなのだと割り切ることが一番大事です。

レスポンスも遅く、最近では22:00以降のメールやりとり禁止令もあり、とてもやりづらくなっています。

しかし!! 全部割り切りましょう。笑

 

 

あるフリーのイベンターが私に言いました。

「彼らが使えないから俺たちが飯を食える!」

 

少々極端ですが、きっと彼なりに思うことがあったのでしょう。笑

しかし、的を得ています。

代理店とは、ある程度割り切って何でも屋さんになることが大事です。

怒るのではなく、諭さなければなりません。

迅速に対応すればするほど、彼らから信頼され依頼される率も上がります。

ナメられるくらいペコペコするのではなく、むしろこちらがコントロールするくらいになれると楽になります。

なぜなら、自分でもできるような事を依頼する人は決断力もないのです。

まずは割り切って、そして信頼させる!

 

これが大手代理店との良い付き合い方です。

 

大手代理店との付き合いも、慣れが必要ですが、それさえも楽しんでいくくらいの余裕を生み出せると良いですね。

自分なりの代理店の付き合い方を見つけていくことが、上手な大手代理店との付き合い方です。

 

 

まとめ

今回は大手代理店と小規模代理店のつながりを書きました。

どの業界にも、大規模・小規模でそれぞれ活動するメリット・デメリットがあると思います。

イベント業界の代理店はこのようにつながっているのです。

代理店だろうが直クライアントだろうが、”納期を守らない人” ”約束を守らない人” とはお仕事するのが苦しいのが正直なところですね!

 

<プロフィール>

|ペンネーム:MERU(メル) |年齢:27歳女性 |業種:イベントD(進行・運営)、企画書・台本・マニュアル制作、入稿データ制作、デザイン関係制作、英語対応可 |業界歴:3 |活動エリア:東京 |家族:旦那と共働き |所属組織:10名未満のベテラン揃い |スキル:制作に必要な知識に加え、デザイン関係(AI,PSD操作)、英語対応といった周りにないスキルでしがみついている |チャレンジしたいこと:時間効率化で副収入を得ること。仕事で海外に行くこと。 |前職:ボランティアで2年間海外の学校で教師をしていた |悩み:子供が欲しいが仕事も楽しいので辞めるタイミングが分からない。よってフリーになっても仕事がもらえる関係値を作りたい

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